金閣寺の美しさ


あーあー。
今日は、京都「二条城」を観光して来ました。
その「二条城」にて、徳川家の15代将軍によって「大政奉還」が発表され、日本の政治が徳川家から天皇に返還された地として、歴史的に重要な建物です。
二条城」はとても広い敷地があり、その外周はランニングコースに最適で、多くのランナーが走っていました。
城もとても広く、見学するために2時間も時間を費やしてしまいました。とても見応えある建物でした。


その二条城を観光して、痛烈に


金閣寺こそ、京都を象徴する文化ではないか?


と、感じました。


その理由は、金閣寺の裏山にある小さな小屋に隠されています。


金閣寺を参拝すると、入場して間もなく、歴史の教科書や資料集に載っている写真のままの姿をお目にかかれます。
ここで金色に輝く金閣寺の華やかさにビックリして、「金閣寺は凄いなー。」「華やかだなー。」と感じて終えてしまう人が多いかと思います。


しかし、金閣寺の醍醐味は、そこだけではありません。


金閣寺を通り越し、裏山へ登って行くと、山の途中に小さな小屋があります。
実は、この小屋は「」をするためだけに作られた茶室なのです。
金閣寺の華やかさと違い、実に日本らしい質素な家屋です。


なぜ、黄金に金閣寺が近くにありながら、離れた質素な部屋で茶を楽しんだのでしょうか?
もし僕が金閣寺の家主なら、華やかな金閣寺に知人を招き、お茶をしたいものです。


それでも、離れた所に茶室がある理由は、茶室に唯一ある窓からの景色が、最高の眺めだからです。
近くに黄金に輝く金閣寺、日本らしい美しい庭、遠くには日本の四季を楽しめる嵐山があるため、茶室の窓からの景色が、一つの作品となっているのです。



茶室に入ることが出来ないので、何とも分かりずらい写真ですが、もう少し高い位置から庭を見渡せるんだろうと思います。
手前に金閣寺と日本庭園、奥には嵐山。
素晴らしいとは思いませんか?


今回、二条城を観光して、庭を見ると、かなり殺風景でした。
理由は、二条城は江戸時代に建てられたものであり、室町時代に建てられた金閣寺銀閣寺の美しさにこだわった物ではありませんでした。
実は、日本の「」の文化は、室町時代にあったんです。
そう考えて京都を巡ると、本当に面白い発見がありそうです。