会社経営の難しさ


あーあー。
会社が「ダブレット」を導入するそうです。
先日、ダブレットを壁に設置できる器具が届きました。
社長が若いし、新しい物を取り入れる力があるので、『経営者の方針で会社が全く違うんだな』と、痛感しました。
ダブレットでは、仕事の効率化とデータの電子化が目的となります。


さて、先日、投資マガジン「ジャパニーズインベスター」が届きました。
この雑誌は、3か月に1度発行されており、投資家に向けた情報が載っています。
基本的に投資家への知名度を上げたい企業からの有志で発行されているので、無料で入手することができます。


今回の特集記事は「これからの企業経営戦略」で、法大大学院教授の対話が掲載されていました。
その中で『会社にとって第一の使命は、会社に所属している社員と、それを一生懸命支えている家族を幸せにすること』と、書かれていました。
これは『顧客第一主義』とは反対の考え方で、記事の中にも『(企業にとって大切なものの)3番目に顧客です。』と書かれており、顧客は大事だが、顧客に対応している社員はもっと大事であると書かれていました。


今所属している会社は「社員の幸福の実現」を1番に掲げています。
そのためにダブレットを取り入れ、残業を減らすためのシステム導入などに力を入れているんだろうと思います。
勿論、「顧客第一主義」も掲げており、データの電子化で書き間違いなどをなくすことになり、顧客に正しいデータをお届けするという点でも効果があり、ダブレットを導入するとうたっています。


一方、以前所属していた会社では、株主配当を引き上げた代わりに社員の給与をカットしました。
更に名ばかりのノー残業デーを導入し、工場生産立合などの残業が強制されても、残業代が一切発生しないシステムを構築し、「人件費の削減」を掲げていました。
定時を3時間過ぎている20時に帰った時には怒鳴られ、残業代を申請すると『その働きで残業代を申請するとは何事だ』とメールが来ます。休日も休むと部長から呼び出されと、散々な会社でした・・・。
経営側からも「お客様のためだから、無賃金で残業するのは当たり前」と言われてしまい、流石に愛想が尽きて辞めてしまいました。


後半は愚痴のようになってしまいましたが、今所属している会社にパートで来ている方で、前の会社も経営者が厳しい人だったと言っていました。
私の前職と同じように従業員に対して無賃金残業の強制などが多かったと聞いています。
しかし、その会社は良い人材がどんどん辞めて行き、結局倒産へ至ったそうです。
そういったコトを考えると、これからの企業経営戦略は、かつての考え方では難しいようです。
倒産しない、持続性のある会社は、これからどうして行けば良いのかが、経営手腕の見せ所ですね。