落ちろ!チェンジアップ(前編)
突然、
「チェンジアップを投げてみたい!!」
という衝動に駆られ、先日、練習のキャッチボールでチェンジアップを投げさせて貰いました。
チェンジアップと言えば、投手は、ストレートと同じ腕の振り方で投げますが、ボールは腕の振りと比べ、かなり遅いスピードとなります。
これは、ストレートが通常人差し指と中指の強い力で押し出しているのに対し、チェンジアップは、中指と薬指の弱い力でボールを押し出しています。
そのため、腕の振りが同じでも、ボールを投げる瞬間の力に差が生まれます。
従って、一瞬だけ力を入れるポイントだけで、スピードに大きな差が生まれているのです。
プロ野球の場合、投手から投げられたボールは一瞬にしてキャッチャーのもとに到達するため、バッターは対応力が求められます。
そのため、ほんの僅かなスピードの差が、バッターの対応を難しくさせるのです。
しかし、草野球の場合は、プロと違い、ピッチャーから投げられたボールを判断する時間があります。
「遅い球が来た!」と判断してから、遅い球のタイミングを見計らいスイングへ移すことが、充分に可能な範囲にあります。
つまり、草野球に「チェンジアップは効果が薄い!!」と、思われがちです。
ただ、軟式野球でチェンジアップを投げることは、「非常に効果的ではないのだろうか?」と、最近、考えるようになりました。