落ちろ!チェンジアップ(中編)


草野球にチェンジアップが何故有効なのか?


草野球は、130km/hの速球はかなりの剛速球です。
ここにチェンジアップが来ると110km/h程度。打ち頃のスピードです。
持ち球にチェンジアップがあれば、狙いに行く人が多くなるに決まっています。


ただ、遅く、回転数の少ない球を打つことは、そう簡単ではありません。


軟式の遅くて、回転数の少ない球を打つには、ボールをバットでしっかりと捕える必要があります。
また、アッパースイングで相応の角度で上げるつもりでいないと、ボールが上に上がらないように思えます。


つまり、チェンジアップは、ストレートと同じ打ち方では、簡単に打てないのです。
ストレートと同じように打つ右打者は、大抵がサードゴロに終わります。


相応の技術がなければ、遅い球のタイミングを待ち、バットの芯で捕え、打球を上に上げることができないように思えます。


ただ、チェンジアップは、常にストレートが生きてこそ輝く魔球です。
相応のストレートがなければ、チェンジアップは生きて来ませんし、捕手のリードも極めて重要です。


だからこそ、チェンジアップは奥が深い気がします。