バンド運営の難しさ・・・。


最近、名古屋の新規オリジナルスカバンドの仮メンバーから本メンバーになりました。
ケド、ほぼ同時に加入したVo.とGt.は解雇されてしまい、名古屋のバンドのシビアさにかなりビビっております。


先ず「何故2人が解雇されてしまったのか?」を考えてみました。


結論から言うと、彼らはこのバンドで「個々の技術の向上」を目指していた点が大きな相違点でした。
ミーティングの時、Vo.は「各々の技術の向上」、Gt.も「自身の技術の向上」と、2人は「演奏能力の向上」をバンドの方向性として話をしているのに対し、Tb.とDr.は「どんなスカをやりたいか?」という「オリジナリティ」の話をしていました。


確かに、技術を上げるならばオリジナルバンドである必要はなく、コピーバンドで十分です!
オリジナルバンドで求められる能力は、「今まで経験した音楽をどうオリジナルとして盛り込むか?」となります。
オリジナルバンドでは、無駄な技術の向上を求める必要はないのです!!


例えば、ゆったりして手数の多いドラマーがいたとします。
彼は、経験豊富で、色々な音楽を聴き、ドラムを叩いてきました。
ケド、やっぱりゆったりとして手数の多いドラムが自分に合っていると確信しているし、その道のドラムを叩きたいと考えているとします。
そこに技術向上を第1に考えた他パートの人入ると、技術向上の名目でドラムにスタスタした早いビートの曲を要求して、ドラマーの特徴を消してしまう可能性があります。
この場合、オリジナルバンドなのに、ドラムのオリジナリティはゼロです。


今回、俺は技術を問題にせず、オリジナリティや特徴を大切にしたいという方向性を持っていたのが良かったのか、バンドに残るコトができました。
ここまでシビアなバンドなので、仲良しバンドでなく、本当に自分の特徴を出せる、楽しめる音楽を目指したバンドが作られそうです!!


ただ、今は「SKAとは何か?」という壁に当たっています。
この壁を乗り越えられなければ、僕もスカを楽しめる機会がないかも知れません・・・。