そして誰もいなくなった


あーあー。
アガサ・クリスティそして誰もいなくなった」を読破しましたー!!


そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)


物語は、不特定の10人に兵隊島への招待状が届く場面から始まります。
その兵隊島では、次々と人が殺されて行き、そして誰もいなくなります。


結末が「本のタイトルになっている」という点は、ある意味で斬新です。
しかし、このミステリーは、その不思議な場面設定と不可解な展開が、最大の魅力となっています!
そして、このタイトルが1930年代の作品というので、非常に驚きがあります!
やはり世界的に有名な作家は発想力が違います!


さて、海外の文庫は、読んでいると「違和感」があります。
その「違和感」は、文がブツブツ切れることや理解しくに言い回しがあることが原因です。


高校時代、先輩が「翻訳されることで、面白くなくなってしまう。」と言っていました。
確かに外国人は文が長くなるコトを嫌う傾向があったり、英語特有の言い回しを日本語に翻訳することが難しかったりするので、英文の原作を日本語に翻訳すると、日本人には面白みのない作品になってしまうコトもあるのかも知れません。
そこを小説の翻訳家は、日本人に面白く、かつ原作を変えずに訳すコトに苦労していそうです。
ケド、稀に斬新な和訳をする翻訳家もいるそうなので、「翻訳」の世界は奥が深いですね。


ま!英文の原作を読もうとは思わないので、これからも翻訳の力を借りて、次のアガサ・クリスティを読んで行きたいと思います!!