アクロイド殺し / アガサ・クリスティ
あーあー。
最近、叙述トリックと出会い、自分でも「このようなトリックを使った小説を書いてみたいな!」と感じました。
そのトリックのアイデアの物語は、日記風に始まります。
ある殺人事件が起こります。主人公は事件を第3者的視点で追いかけて行きますが、
実は犯人は自分自身なのです!!
途中、読者が「ん?」と首をかしげるように「容疑者の容疑を全て晴らしてしまいます。」
残ったのは、主人公ただ一人!
そして、読者は犯人が主人公自身だったコトに気づくのです!!
さて、そんなアイデアが浮かんだ今日この頃ですが、アガサ・クリスティ「アクロイド殺し」を読み終えました!
- 作者: アガサクリスティー,Agatha Christie,羽田詩津子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2003/12/01
- メディア: 文庫
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この「アクロイド殺し」は、1926年に作られた叙述トリックの前駆者で、当時、名作家「ヴァン・ダイン」も批判する程の問題作でした。
読者は、アガサ・クリスティの巧妙な罠にハメられ、物語を読み終え、真相を知った時に、アガサ・クリスティの表現に対して、とても驚くのです!
今回、この小説を読み進めて行くと、あるところで「ん?まさか!」と、何かピンと来るものがありました。
最後まで読み、その「まさか!」が的中してしまったのです!
つまり、アガサ・クリスティの罠から抜け出した状態で物語を読み進めて行き、真相を知った時、違った
衝撃を味わいました!
「アガサ・クリスティ」は、作品を発表した80年後でも、色あせない小説を書いた天才です。