マスカレード・ホテル/東野圭吾


東野圭吾マスカレード・ホテル」を読破しましたー!



東野圭吾らしい「完璧」なミステリーでした!
新参者」を思わせるような構想と展開です。
ホテルには次々と客が利用し、様々なトラブルが起こります。
それらのトラブルを解決しつつ、殺人予告の真相を追って行く流れです。


この「短編小説のようで、短編小説でない」という切り口は、東野圭吾のセンスが盛り込まれた作品と思います。


友人が東野圭吾は「理系らしい小説」と言っていました。


確かに数学の「場合分け」のような展開が目立ちます。
展開1、展開2、展開3・・・。
複数の展開を解に結びつけるようにストーリーが進んで行くのです。


また、「白夜行」と「幻夜」の関連性は、更に斬新な切り口となっています。
2つの別々の話であり、1本の話でもあります。


このように、練に練られた構想こそが、東野圭吾らしさであり、「完璧」なストーリーと感じます。


さて、次は何を読もうかな?