村上海賊の娘 / 和田竜
司馬遼太郎「国盗り物語」に影響され、時代小説を読みたくなりました。
知人には、司馬遼太郎「燃えよ剣」を紹介されましたが、司馬遼太郎続きも面白くないので、今売れているという噂の和田竜「村上海賊の娘」を買ってみました!
- 作者: 和田竜
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2016/06/26
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (7件) を見る
話は、織田信長が大阪本願寺を包囲する所から始まります。
本願寺顕如が織田勢に囲まれるも、上杉と毛利を頼りにし、織田側に降りない方針を打ち出します。
そこで、本願寺顕如は、まだ織田の支配が及んでいない大阪湾を使い、一つの賭けにでるのです。
ただし、そのためには、本願寺が織田の包囲に耐える必要があります。
その耐える方法として、大阪湾を利用した物資の供給が不可欠です。
そこで、本願寺は、毛利に使者を送るのです。
その毛利も織田側に付くか上杉側に付くか思案している状況でした。
そこで、大阪湾を活かすために、瀬戸内海の一部を牛耳る村上海賊のもとを訪れる訳です。
ざっと、こんな流れですが、話の内容は、司馬遼太郎と比べると圧倒的に軽い・・・。
スラスラ読める反面、重みのない内容です。
司馬遼太郎とは、ギャップがあり過ぎて、少年漫画感を感じてしまいます。
うーん。今、読みたいのはこういう系ではないんだなー。
取りあえず、1巻目を読み終えたら、何か別の小説をあさってみようと思います。