派閥


組織には、「派閥」が存在します。
これは組織にいる以上避けられない課題だと思います。


雑誌「PRESIDENT」を読んでいたら、「派閥争いの対処法」が記載されていました。
そこには、「強い方につくか?」「正しい方につくか?」の見出しで、内容は「強い方につくか?」「世話になった方につくか?」「知らない振りをするか?」の三択でした。
雑誌では、「強い方につく」が答えとなっていました。
確かに、それも答えの一つだとは思います。
実力がなく、「政治力」だけで出世した人はザラにいます。


ただ、実際はどうでしょうか?


組織の中での「派閥」は、そう簡単なものではありません。


仮に、メーカーで「強い方」が営業派閥。自身が生産の中間管理職だとします。
この会社で派閥争いがあり、自身の上司が技術系派閥ならばどうなるでしょうか?
この場合、社内では「強い派閥」に属しているものの、部署内では「敵に囲まれている」ようなものです。
そして、評価をする立場の人間が、対抗派閥になります。
つまり、「強い方」につけば、評価が落とされることになる訳です。


派閥争いは、正直、難しい所・・・。


個人的には、「派閥争いに巻き込んでくるなよ!」と、心から思いますが、逃げられないのが現状です。
結局、一つの答えなんかなく、その場に応じて柔軟に答えを出す必要があるのが現実ですね。
組織で生き抜いていくには、難しい問題ではあると思います。