水族館ガール / 木宮条太郎


全5巻、山崎豊子沈まぬ太陽」を1冊読み終えるのに、どのくらいの日を要したのか・・・。
思えば2巻を読み終える時は、暑い夏だったので、半年以上要しているのは確実です。


同じように、エラリイ・クイーン「Yの悲劇」、司馬遼太郎国盗り物語」は、1冊読むことに、かなりの期間を要しています。


1文1文が重たくて、なかなか前に進めない。
変な話、1行読み飛ばしてしまうだけで、話の内容が分からなくなる程、1行が濃い作品です。
ホント、文庫1冊が詰まっていて、価格以上の価値ある小説だと思っています。


さて、今回は、ちょっと軽めの小説を選びました。
木宮条太郎「水族館ガール」です。



公務員で働く女の子が、突如、公営の水族館へ派遣され、水族館のイルカ課で悪戦苦闘しながらも働くストーリーです。


イルカの飼育の難しさや考え方、水族館の運営など、ソフトな感じで書かれています。
その中で、イルカ課の先輩との恋のストーリーも展開する青春ドラマ的な小説となっています。
意外と面白くて、シリーズも既に5冊出ているようです。
これは、続きを読んで行きたい所です。


沈まぬ太陽」と比べると、かなり読みやすいので、あっと言う間に読み終えました。
小難しい小説は疲れるので、骨休めに軽めの小説を読むのも大事ですね。


水族館ガール」、次回作も読んでみたいと思います!