語彙力


雑誌「日経おとなのOFF」の特集が「語彙力」です。
兎に角、語彙力のない私にとって、良い特集が組まれています。


今回の「日経おとなのOFF」の特集では、日常的に知っておいた方がよさそうな語彙が集められた特集になっていて、語彙力のない自分には永久保存版になりそうな内容がまとめられていました。


ホント、自分には語彙力がなくて、これを痛感したのが、以前、山崎豊子沈まぬ太陽」を読んだ時、馴染みのない語彙が大量に出て来てしまい、電子手帳が離せなかったことがありました。
月1ペースで小説を読んでいたので、それなりに本を読むことに苦労することはありませんでしたが、この「沈まぬ太陽」を読んで、多くの人気小説家の文章が、いかに分かり易く書かれているかが痛感させられる1冊となりました。


なるほど、貴志祐介エンターテイメントの作り方」でも、「語彙力をひけらかしてはいけない」とあります。
確かにエンターテイナー作家は、「この作家、凄い語彙力!」と思わせるのが仕事ではなく、あくまで話の内容に面白さが求められ、より分かり易く書くことが重要になって来ます。
当然、エンターテイメントの小説を読んでも、語彙力はあがることはないのかも知れません。


逆に、エンターテイメント性を考えれば、知識をひけらかす必要はないので、「語彙力は必要のない」ような気もしますね。
むしろ、分かりやすい語彙が重要になって来る気がします。


ただ、やっぱり語彙は重要なので、少しだけでも、手帳に書き込んで、何かの機会に使って行きたい気もしますね。